5/27,28(土日) 千葉県長生郡睦沢町「テントに泊まろう」支援
平成29年5月27日,28日(土日)、千葉県長生郡睦沢町において小学4年生(21人)を対象とした「睦沢町テントに泊まろう」イベントが行われ、千葉県北部支部及びBCNが共同でサバイバル体験や防災体験学習をお手伝いしました。
5月27日(土)
子ども達は朝9時に集合し、開講式、買い出し、昼食を経てタッチバレーを体験しました。15時からはテントの準備で、青少年相談員や防災士の大人達と一緒に大きなテントを張りました。テントが出来上がると早速中に入って大喜びです。テントは大人分を含めて5張。約1時間をかけて完成しました。
16時から飯ごう炊飯、カレー作りですが、ここでは防災士が火の起こし方を披露し、虫眼鏡、ルーペ、舞切り式火おこし器、集光器などを使った体験を行いました。飯ごうは7つで、子どもたちは飯ごうに米、水を入れ、かまどにセットしました。炊けてくる間にポテトチップを着火剤代わりに使ったり、くつくつと炊けてくる様子を木の棒で飯ごうに触れたり、様々な体験をしました。飯ごうもカレーも上手に仕上がり、大変おいしくいただきました。
5月28日(日)
朝6時起床予定でしたが、5時頃から子ども達は起きだし、芝生を駆け回っていました。6:45から朝食の用意です。ご飯はハイゼックスを使い防災士の指導のもと一人ずつ名前を書いてお湯で炊き上げました。
9時からはいよいよ防災体験です。男子班と女子班に分かれ、ローテーションで行いましたが、1グループ目は地震体験で東北地方太平洋沖地震の最大震度7を体験し、次にロープワークを行いました。基本的な結び方に加え、ロープの使い方として5m程度離れた台車に乗った人をロープを使って救助するという疑似救助体験を行いました。もやい結びを投げ、台車に乗った人を引き上げて救助する方法は昨年も行いましたが、楽しく学べる訓練だと思います。
2グループ目は昨日できなかった火の起こし方で、スチールたわしと電池を使った着火法を体験し、次に火災旋風実験の見学です。大きな火柱に驚きながらその仕組みを勉強しました。レジ袋を使った消火法では、数m離れたところに炎に見立てたカラーコーンを置き、そこに水の入ったレジ袋を投げ入れて消火する方法です。うまくいったりいかなかったり、子ども達ははしゃぎながらも自分たちでできることを学びました。そしてファイヤースターターを使った着火を体験し、残りの時間を使って、身近な物でできる遊びを体験しました。ペットボトルとビニールテープでできるフライングボトルは大人気。牛乳パックで作ったブーメラン、ビニールひもを使った人間知恵の輪など、普段やったことのない遊びで大盛り上がりです。しかし、これは単なる遊びではなく、避難所などで遊び道具がなくても身近な物を使って楽しく遊べること、そして小さい子にも教えてあげること、などが目的という説明をしました。
防災士は泊まり込みで対応しましたが、子ども達のパワーはものすごく、安全面での対応や準備に追われ、あっという間の出来事でした。
日時:平成29年5月27日,28日(土日) 9:00-翌12:00
場所:千葉県長生郡睦沢町 総合公園
主催:睦沢町教育委員会
内容:飯ごう炊飯、ハイゼックス、起震車、火起こし、消火、身近な遊びなど
参加:睦沢町小学4年生21名
スタッフ:8名