12/26(水) NPO法人キッズパレット防災体験(千葉県習袖ケ浦市)
平成30年12月26日(水)、千葉県袖ケ浦市、NPO法人キッズパレットにて防災体験学習が行われ、BCNおよび千葉県北部支部が支援しました。今回で5回目を迎える防災体験学習ですが、私どもは第3回から参画させていただいています。今回の参加者は主に小学生低学年の学童約140名です。
最初に松井正雄防災士から「地震と火災」の講話があり、イラストと動画を用いた分かりやすい表現で子ども達は真剣に聞き入っていました。次に正谷絵美防災士が防災○×クイズを行いましたが、○スペースと×スペースを行ったり来たりする身体を動かすクイズに大盛り上がりで、一気にテンションが上がりました。10問行いましたが全問正解者も多く出ました。ここまでは全員が一緒に参加する訓練ですが、次の地震体験、ポンチョづくり、搬送法は3班に分かれてローテーションでの訓練です。
地震体験では最初に体験目的の説明を聞き、体験が始まって緊急地震速報が鳴ったらダンゴムシのポーズをとってもらいました。ポンチョづくりでは、大きなビニール袋を用意し、火災時に空気を入れて頭からかぶり、少しの間ではあるものの煙を吸わずに避難する方法を学び、そのビニール袋を使って雨具や防寒としてのポンチョを作りました。搬送法では毛布を使って1人で運ぶ方法、多人数で運ぶ方法、そして竿と毛布を使った応急担架搬送を学びました。
その後、昼食では日本赤十字さんが用意したアルファ化米のおにぎり、非常食のビスケット、シチューがふるまわれました。閉会式では防災士が総評を行いました。
盛りだくさんの体験型訓練なので安全管理に十分気を使いましたが、無事に終わり、子ども達も我々も楽しく学習することができました。
キッズパレットさんの防災訓練は1年以上前から企画し、内容を精査し、安全に配慮し、結果をフィードバックして次年度に活かすというサイクルが定着しています。だからこそこのような大掛かりな訓練も円滑に効果的に行うことができる、その見本のような訓練でした。
日時:平成30年12月26日(水)
場所:袖ケ浦市立昭和小学校
参加:学童約140名
スタッフ数:12名
内容:講話、○×クイズ、地震体験、ポンチョづくり、搬送法