7月28日(木) 令和4年度千葉県生涯大学校外房学園防災訓練(いすみ市)


千葉県生涯大学校外房学園にて本学園自治会が中心となり、学園側と連携した防災訓練が開催されました。

報 告 者:いすみ市 防災士 渡邉一弘
日  時:令和4年7月28日(木)13:00~15:00
場  所:茂原市本小轡319-1千葉県生涯大学校外房学園
訓練目標:防災の再認識と備えることの大切さを知る。見て聞いて体験して判断する
     そして動く!!「活動する」!! そのとき「勇気スイッチON」を入れる。
参加人数:60名

 訓練開始前には視聴覚教育として、11年前に発生した東日本大震災千葉県内の地震災害映像を映写して災害発生時の危機意識を、そして授業中においては大地震の発生を想定した➀シェイクアウト訓練(命を守る3つの行動)②被害映像による情報収集と伝達訓練、③火災映像による初期消火訓練、④複数の怪我人への応急救護訓練と応急担架作成、搬送訓練、そしてそれらの災害情報をもとに学生自治会長の決心・判断と学生の安全を最優先にした⑤避難行訓練を総合的に展開しました。
 さらに個別訓練では、常時における119番通報訓練要領、三角巾を活用した創傷止血固定処置訓練と心肺蘇生訓練も実施して防災技術のレベルアップを図りました。
 なお、参加全学生は、令和元年11月に赤十字ベーシックライフサポーターとしての認定資格を取得していることから、さらなる心肺蘇生技術のスキルアップが図られました。
 訓練全般の技術指導は、防災士と応急手当指導員の資格を有する本学の学生2名が指導役を担いました。

 また、本学園は地域防災計画で避難場所と避難所(以下「防災拠点」という)に指定されていることも含め、施設管理者による対策本部の設置と開設訓練も同時に行われました。

 今回の防災訓練は、茂原校舎の外房学園健康生活学部及び同学園勝浦校舎造形学部園芸コースの合同授業の一貫として行われたもので、各学部自治会の連携機能強化と、防災拠点としての開設と運営等、改めて防災訓練の重要性を再認識したとの意見もありました。

 災害大国ニッポンです。災害に備えても備えきれません。それでも備える努力をする。それが、災害列島に生きることだと思います。

東日本大震災の千葉県内の災害映像  

座学+実技(指圧止血法) 

実技:消火器の使い方

心 肺 蘇 生 法   

三角巾活用をした足関節固定処置